鎌倉市文化財保護課分室
(前鎌倉消防団第5分団)


この建物は、鎌倉市の文化財保護課の分室として、鎌倉市で出土等した文化財等を保管しています。
かつては消防団の分団として使用されていたこともあるようですが、
そもそも何の用途で建築されたのかは、まだ調べておりません。
あえて推測するなら、
年代や建物の形状からして、当時の町村の役場だった可能性が高いと思います。
また、大正12年の建築とのことですが、関東大震災の前であったか、後ろであったか、
もし、後ろであったとすると、何か重要な建物であったのかもしれません。

鎌倉市は、海沿いの地域に多くの近代建築を残していますが、
内陸にいくに従ってその数は少なくなり、大船あたりにはいくつか残っていますが、
鎌倉市の台や山ノ内などには、ほとんど見ることができませんので、
是非とも修復して、地域のランドマークとして使っていただきたいものです。(仁木)

Data
所在地:鎌倉市台5-12-10
構造:木2
設計:
施工者:
建築年代:大正12年
備考:


なかなか愛嬌のある建物だと思います。



(C) 近代建築アーカイブクラブ All Rights Reserved.