日本製粉横浜工場サイロ

京浜工業地帯には、その数は少ないものの、
戦前に建てられた建物を今でも使っている企業がいくつかあります。
明治29年に我が国初の製粉会社として誕生した日本製粉もそのうちのひとつです。
しかもそれは事務所や工場などではなく、
なんと原料となる穀物を貯蔵する大型サイロがそれなのです。

手持ち資料の写真(平成3年以前)と比較すると、外観がかなり異なっていましたが、
円筒型の貯蔵庫3室が10連に並ぶ形状や、周囲の建物から比較すると、
外側のみ改装したものと判断し、掲載させていただきました。
いずれ確認をとりたいと思います。(仁木)

Data
所在地:横浜市神奈川区千若町2-1
構造:R.C.
設計:
施工者:
建築年代:大正13〜15年

瑞穂橋からの眺め。
 

周囲の建物と比較すると、改めてその大きさがわかります。



(C) 近代建築アーカイブクラブ All Rights Reserved.