横須賀市水道局走水水源地煉瓦造貯水池

よこすか海岸通り(国道16号線)、山沿いに突如現れる煉瓦造の構造物は、
国登録文化財・横須賀市水道局の走水水源地煉瓦造貯水池です。
集水路からここへ貯えられた地下水は、国道下に埋設された水路を通って海側にある浄水槽に流れ込み、
(この浄水槽も、日本最古級(明治41年)のR.C.構造物として国登録文化財になっています。)
浄化された水は、さらに数キロ先の横須賀港へ辿り着く仕組みです。
すなわち、そもそもは造船(軍事)施設用水の確保を目的として築造されたものですが、
この水源地からは、今なお良質な湧水を供給し続けており、
現在は、市内唯一の貴重な水源として、また災害時の給水拠点としての役割も果しているそうです。

Data
所在地:横須賀市走水1-1-26
構造:煉瓦造
設計:
施工:
建築年代:明治35年
備考:

新しい煉瓦で塞がれていますが、5つのアーチがポイント。イギリス積み。



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