東芝ライテック横須賀工場A 工場・倉庫

もとは旧海軍工廠造兵部施設であった、東芝ライテック横須賀工場。
美しい本館建物のほかにも、明治中頃から第二次世界大戦終結までの建築物がいくつか残っています。
それらは、かつて兵器の製造・修復を行っていた工場であり、倉庫であった建物です。
建てられた年代や構造はまちまちのようですが、どれも大切に使われているようです。
(ただ、昭和57〜58年度の県調査時にはあった、明治41年の木造建築は解体された模様。)
特に、明治19年の煉瓦造平屋建てであるNO.206は、見事に健在。
「古い近代建築」という点では、県内で5本の指に入るほどの価値あるものです。
外壁がモルタル塗りでわかりませんでしたが、希少なフランス積み構造の可能性も考えられます。(仁木)

Data
所在地:横須賀市船越町1-201-1
構造:
設計:
施工:
建築年代:明治〜昭和初期

 NO.200


NO.204


NO.205


造兵部創設時の建物である、NO.206。
よく見るとアーチ窓であることがわかります。



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