JR衣笠駅

旧日本海軍の拠点であった軍港・横須賀に、大量かつ迅速に物資や人員を運ぶという
軍事上の目的で横須賀線が開通したのが、明治22年6月のこと。
しかし、当時はまだ大船〜横須賀駅までしか線路を敷いておらず、
久里浜駅までの路線延長に伴う、衣笠駅の開業は、じつは昭和に入ってからのことです。
(県の調査によると、駅舎は昭和15年の建築。しかし、開通は昭和19年なので、この4年間の隔たりは謎ですが。)

直方体の体に寄棟型の瓦屋根という、県内にある小・中規模の駅舎の典型的なスタイルでありながらも、
やはり長い時間を重ねてきただけあって、その表情には存在感を感じさせるものがあります。

Data
所在地:横須賀市衣笠栄町2-35
構造:木造1階
設計:
施工:
建築年代:昭和15年




(C) 近代建築アーカイブクラブ All Rights Reserved.